Airペイ QRでPayPayが利用可能に
少し前の話ですが、5月下旬からエアペイ
これまでドコモの「d払い」や「Lineペイ」、中国系の「Alipay(アリペイ)」など4種類のQR決済に対応していましたが、PayPayが加わり5種対応ということになりました。
昨年末の大キャンペーンで話題となったPayPay。その後不正利用問題でコケはしましたが、群雄割拠のQR決済の中でも知名度とユーザー数はかなりのものでしょう。
・参照「QRコード決済の覇者はペイペイか?」
まだまだ現金主義の人も少なくはないので、今後国内でどこまでキャッシュレス化が進むかは個人的に未知数なのですが、経産省の「キャッシュレスビジョン」(2018年)によると、2025年までにキャッシュレス率を40%まで引き上げたい考えだそうです。
もちろん、クレジットカードやデビッドカード、電子マネーもキャッシュレスに含まれますので、QR決済がどこまで伸びるかは分かりませんが、しばらくはQR決済内で覇権争い(キャンペーン合戦)が続きそうですし、店舗としては決済に利用できる選択肢として持っておくべきだろうと思います。
今後のことは置いておいて現状で中国ではQR決済が主流ですので、中国人観光客の利用が多い店などなら、アリペイの使えるAirペイはかなりの強みとなるでしょう。
AirペイQRの決済手数料
AirペイQRの手数料率は3.24%。その内アリペイなど海外のQR決済サービスを除く「PayPay」「Lineペイ」「d払い」はキャッシュレス消費者還元事業の補助対象ですので、参加が承認されれば実質手数料率2.16%となります。(2019年10月から翌6月末まで)
QR決済の締め日・入金日
QR決済による売上は月末締め・翌月の最終営業日に手数料を差し引かれ入金されます。入金元はベリトランス株式会社となりますが、これはエアペイの決済サービスを代行している会社です。以前はSBIホールディングスの子会社でしたね。
電子マネー・QR決済でスクエアとの差が顕著になりつつある
モバイル決済として比較されがちなエアペイとスクエア 公式サイトですが、電子マネー決済・QR決済の点でエアペイが水を開けてきました。
スクエアも今年後半までに電子マネー対応予定とのことですが、依然として詳報が入ってこないので導入は秋頃になるでしょうか。(10月にはキャッシュレス還元事業も始まるし)
QR決済については今のところ何の話も聞かないので、おそらく当面の導入は無いでしょう。
オフライン決済やメール請求書機能などスクエアはスクエアで独自の強みを持っているので、自店との相性、あるいは状況に応じた使い分けなど、それぞれのメリットを活かす形で利用していきたいところです。
参照:「エアペイとスクエアの比較」」